家づくりの際に、施主支給という手法が注目を浴びています。
自身で建材や設備機器を選定・購入するこの方法には、魅力的なメリットが存在しますが、同時に注意が必要なデメリットもあります。
この記事では、施主支給のメリットとデメリットについて詳しく探ってみましょう。
私が実際に施主支給したものも紹介するよ!
施主支給のメリット5選
施主支給とは、建築やリフォーム工事などのプロジェクトにおいて、依頼主である施主が工事に必要な建材や設備機器などを自ら調達・提供することを意味します。
施主支給の読み方は、せしゅしきゅうです。
施主支給のメリットは以下のような点があります。
1つずつ解説していきます。
コスト削減と予算コントロール
施主支給は、建材や設備機器を自身で選定・購入するため、中間業者のマージンをカットできます。
これにより、予算を抑えつつ、理想の家づくりを実現することが可能です。
お金が掛かる家づくりは施主支給で賢く節約!
自身の好みに合った選択肢
自分自身で建材や設備機器を選ぶことで、自分の好みやライフスタイルに合ったアイテムを採用できます。
カスタマイズ性が高まり、個性的な家づくりができます。
品質の確保
施主支給によって、信頼できるブランドやメーカーの商品を選ぶことができます。
品質や耐久性にこだわることで、家の将来的なメンテナンス費用を抑えることが可能です。
リーズナブルな価格で高品質なものが選べる
直接調達することで、コストパフォーマンスの高いアイテムを選ぶことができます。
高品質な素材や設備を手に入れつつ、予算を守ることができます。
メリハリ大事!
透明性と納得感の向上
自分で建材や設備機器を選ぶことで、価格や品質についての情報が透明になります。
自身で選んだものに納得感を持ちながら、家づくりを進めることができます。
施主支給におすすめ6選
一般的に、施主支給するべきものは以下のようなものがあります。
我が家が実際に施主支給したものも踏まえながら、おすすめの施主支給について、1つずつ解説していきますね。
家具・家電
ソファやベッド、ダイニングテーブルなどの家具や、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品は施主支給とすることが一般的です。
我が家は上記全てを施主支給しました。
家具の中でも特にお気に入りなのはSPIGA+ LIZ (リズ)のソファです。
SNSでも話題のソファなので、ご存知の方も多いかもしれません。
リズソファについて詳しく解説した記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
照明器具
照明器具も施主支給とすることが一般的です。
自分の好みやスタイルに合った照明器具を選ぶことができます。
我が家は全ての照明を施主支給しました。
ダウンライトをメインとしましたが、インテリアとして見立たせたい照明はこだわりました。
我が家のリビング階段のペンダントライトがよく見えます。
インテリアの一部として一目惚れしたティアドロップを採用しました!
カーテン・ブラインド
カーテンやブラインドも施主支給とすることが多いです。
窓のサイズやデザインに合わせて自由に選ぶことができます。
我が家は天窓がある間取りなので、1階には一切カーテンやブラインドはありませんが、2階は全室ロールカーテンを施主支給しました。
カーテンは種類も多いので、好みのものを選べる施主支給が便利。
我が家は寝室に遮光のものを選びました。
キッチン用品・食器類
キッチン用品や食器類も施主支給とすることが一般的です。
料理や食事のスタイルに合ったアイテムを用意できます。
新居では心機一転!調理器具も食洗機対応に一新したよ。
カーペット・フローリング
床材も施主支給とすることがあります。
自分の好みや使い勝手に合わせてカーペットやフローリングを選ぶことができます。
我が家は2階の各部屋にタイルカーペットを採用しました。
こちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
エアコン
エアコンも施主支給することが一般的です。
家族の部屋の大きさや必要な冷暖房能力に合わせて選ぶことができます。
我が家もエアコンは施主支給しました。
天井埋め込みタイプを採用したかったため、早い段階で施主支給を決めていました。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
水回りのアクセサリー
浴室やトイレなどの水回りのアクセサリーも施主支給とすることがあります。
我が家の場合は洗面所を造作にしたため、全て施主支給です。
こちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
エクステリア
外構や庭の植栽、フェンスなども施主支給とすることが一般的です。
また、我が家の場合は宅配ボックスも施主支給しました。
家の中から受け取りができるように「埋め込み式」の宅配ボックスを採用。
施工に合わせて、パナソニックのコンボイントを手配しました。
下記にて詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
施主支給のタイミングは大切!
これらの施主支給のアイテムは、家族のライフスタイルや好みに合わせて自由に選ぶことができます。
また、施主支給することで予算の管理やコスト削減ができる場合もあります。
ただし、建築業者との契約や打ち合わせにおいて、施主支給するアイテムや条件などを明確にしておくことが重要です。
施主支給のデメリット5選
施主支給することには以下のようなデメリットが考えられます。
1つずつ解説していきます。
購入ミスや品質の問題
施主が自ら建材や設備機器を購入する際に、誤った品物を選んでしまうリスクがあります。
また、品質の確認が不十分な場合、施工後に問題が発生する可能性もあります。
寸法や機能など、しっかり確認しようね!
コーディネーションの難しさ
施主支給の場合、建材や機器の納入スケジュールや現場への配送調整など、施主と業者とのコーディネーションが必要となります。
これにより、工期の遅延や作業の順序に影響を及ぼすことがあります。
コミュニケーションを取りながら、施主支給を進めていきましょう。
保証の問題
一般的に、業者は自社で調達した建材や機器に対して保証を提供しますが、施主支給の場合は施主が購入した品物に対して保証が適用されない場合があります。
したがって、何か問題が生じた場合に修理や交換の責任がある程度施主にかかることが考えられます。
購入時に保証も確認しなきゃだね。
責任の問題
施主支給では、依頼主である施主が建材や機器を提供するため、工事の品質に関する責任が一部施主にもかかることがあります。
施主が不適切な品物を提供した場合に、それが工事の問題を引き起こす可能性があります。
コストの見極め
施主支給において、業者が提供する建材や機器の価格と比較して、施主自身が購入する建材の価格を見極める必要があります。
業者の値段よりも高くついてしまう場合もあるかもしれません。
これらのデメリットを考慮し、施主支給を行う場合は事前に計画を十分に練り、専門家との相談を行うことが重要です。
また、信頼性の高い業者とのコラボレーションや、適切な品質管理を行うことが必要です。
コストカットしたいなら施主支給よりも住宅ローン
家づくりにおいて施主支給は賢くて便利な手段だとわかりました。
しかし、より大幅に節約したいなら住宅ローンの金利が低いものを選ぶことが大切!
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