家族が一緒に食事を楽しむ場所として、キッチンダイニングはとても便利な空間です。
最近は横並びタイプのキッチンダイニングが流行っていますよね。
我が家もキッチンダイニング横並びを採用したよ!
一見すると便利そうなこのスタイルですが、実際に使ってみると後悔することがあるかもしれません。
そこで、今回はキッチンダイニングを横並びで後悔する前に気をつけたい8つのポイントについてご紹介します。
キッチンダイニング横並びで失敗する理由8選
キッチンダイニングを横並びにする際に、気をつけておきたい問題は8つあると考えます。
しかし結論から言うと、その問題の大半は間取りで解決することが可能です。
間取り作成の段階で回避しましょう!
まずは、どのような問題があるのか説明します。
なんだかいっぱいあるね!
キッチンダイニング横並びの間取りを採用してから後悔してしまわないよう、あらかじめ問題を理解しておきましょう。
また、事前に問題を回避する方法もありますので、ご安心くださいね。
それでは、問題について1つずつ解説していきます。
1. 掃除の問題
キッチンダイニングを横並びにすると、調理した後の食器や調理器具などを直接テーブルに置くことになります。
そのため、掃除がとても大変になります。
料理中に飛び散った油や汁がテーブルについてしまった場合は、すぐに拭き取らないとシミになってしまいます。
また、食器や調理器具をテーブルに置いたままにしておくと、見た目が悪くなるだけでなく、清潔感も失われます。
実際に掃除が大変だよ…。
2. 席の移動が難しい問題
キッチンダイニングを横並びにすると、テーブルの両側にイスを置くことになります。
しかし、このスタイルだとイスを動かして席を移動するのが難しくなります。
例えば、子どもがトイレに行きたいと言った場合には、イスを動かさなければトイレに行けないため、そのたびにイスを動かす手間がかかります。
ちょっと通らせてよ〜ってなりかねない!
3. プライバシーの問題
キッチンがリビングとつながっているため、キッチンで調理をしている時に、来客がいる場合や家族がテレビを見ている場合など、周りから見られてしまうことがあります。
特に、ガスコンロで料理をしている時には、周りからの視線が気になって集中できないということがあります。
ま、私は気にしないけどね!
4. 音響面の問題
キッチンとダイニングスペースが一体化していると、調理音や水道の音、食器を置く音などがダイニングスペースまで響いてしまい、食事中の会話を妨げることがあります。
また、キッチンでテレビを見る場合にも、音量を調整しなければならないため、音響面に不便さを感じることがあります。
テレビを見ながら食事する派なら問題なし。
5. 温度や臭いの問題
キッチンで料理をしていると、油や調味料の臭いがダイニングスペースに広がってしまうことがあり、また調理中の熱気もダイニングスペースに伝わってしまいます。
特に夏場には、暑くて過ごしにくいと感じることもあるでしょう。
臭いはレンジフードを回すとある程度は解決できるよ。
6. 空間の利用効率の問題
キッチンダイニングが横並びになっている場合、壁面を有効活用することができないため、収納スペースが少なくなってしまいます。
また、ダイニングスペースのレイアウトも、横並びになっていることで、他のレイアウトに比べて制約が多くなり、自由度が低くなると感じました。
キッチンスペースやパントリーなどで収納を工夫してみよう!
7. 照明の問題
キッチンダイニングが横並びになっている場合、照明の配置が難しくなります。
キッチンの作業スペースとダイニングの食事スペースで異なる照明が必要なため、どちらかを犠牲にすることが必要になります。
また、照明の明るさや色合いも調整する必要があり、設置場所によっては見栄えが悪くなってしまうことがあります。
もちろん選ぶ照明を工夫すると解決できるよ。
8. 室温の問題
キッチンダイニングが横並びになっている場合、調理中に発生する熱や湿気がダイニングに伝わってしまい、室温が上昇することがあります。
また、逆に冷房をつけても、キッチンとダイニングが一体になっていることで、十分な冷気が届かなくなってしまうこともあります。
空調も工夫する必要があるね。
横並びダイニングで後悔しないためには?
キッチンダイニング横並びの問題点について8つ挙げましたが、問題の大半が間取りで解決可能です。
それでは、キッチンダイニング横並びの問題を解決しよう!
レイアウトを工夫する
まずは、「キッチンダイニング横並び」に合った間取りを作成することが一番です。
間取りの希望を伝える上で、「キッチンダイニング横並び」の優先順位が上なのであれば、必ず先に伝えましょう。
希望を後から伝えてしまった際に、修正ができないことや、どこか別の部分を妥協する必要がある場合があります。
まずは、「キッチンダイニング横並び」に合った間取りを作成することが一番です。
- まだ間取りができ上がっていない人
- 間取りを作ってもらったものの、これでいいのか心配な人
間取りの案はあればあるほど、視野が広がります。
気に入った間取りができあがれば、それをブラッシュアップして、よりよいものにすることが可能です。
間取り案のたたき台として、無料でプロに作成してもらえます。
その際に、要望として「キッチンダイニング横並び」と必ず伝えましょうね。
我が家の場合
我が家の場合は対面型のL字キッチンを採用しました。
そうすることによって、ダイニングスペースとコンロを離すことができます。
ダイニングスペースとコンロに距離があることで、ダイニングスペースに油が跳ねることや、熱気が伝わることを防げます。
我が家の場合は、対面型のL字キッチンを採用しましたが、キッチンのレイアウト次第では問題を回避することが可能でしょう。
例えば、「アイランドキッチン」が譲れない希望条件なのであれば、その要望も先に伝えましょう。
通路幅を広く取る
キッチンダイニングを横並びにするのであれば、キッチン側の通路幅を余裕を持って確保しましょう。
- ダイニングチェアを引いた状態で後ろを通ることができるか?
- 大人二人がすれ違うことができるか?
- キッチン側にバックセットを置くならば、引き出しを出した状態で後ろを通ることができるか?
この3点が大きなポイントになってきます。
また、上記の通路幅も考慮した上で、間取りを決めました。
このように、ゆったりめに通路幅を設定。
この通路幅については、間取りを作成する際にプロが提案してくれました。
照明を工夫する
キッチンとダイニングのスペースに一体感を持たせるために、我が家の場合はペンダントライトを採用しました。
こうすることで、キッチン側の手元が明るくなりますし、ダイニング側も明るくなります。
ペンダントライトをお気に入りのものにすることで、おしゃれな空間を演出することが可能です。
空調を工夫する
キッチンで調理する際に熱気が気になるという問題は、レイアウト次第で解決が可能ですが、他にも空調を工夫するという方法があります。
我が家の場合は、家庭用の天井埋め込みエアコンを採用しました。
天井に埋め込むことで、エアコンの配置が自由になるというメリットがあります。
その結果、効率的に空調を効かせることが可能です。
床材で工夫する
面倒な掃除は、床材を工夫することで問題が解決できます。
我が家の場合は床材をフロアタイルにしました。
フロアタイルにすることで、油が床に飛んでしまったとしても、「サッと拭くだけ」で掃除することができます。
- 掃除が苦手
- 私のようにズボラな人
にこそ、おすすめの床材といえるでしょう。
フロアタイルについては上記にて紹介しています。
結論!間取り次第でデメリットを回避できる
キッチンダイニング横並びの問題を8つ挙げましたが、間取り次第で大半を解決することが可能です。
間取りに不安がある方や、まだ間取りが決まっていない方こそ、プロに相談してみましょう。
間取りのたたき台として活用することや、セカンドオピニオンとして活用することが可能ですよ。
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