土間収納いらなかった？失敗する理由8選vsメリット8選【実例付】

マイホームの計画を立てる際、収納スペースの確保は多くの方が頭を悩ませる問題の一つです。

その中でも、「土間収納」は注目を集める収納方法の一つとして知られています。

しかし、実際に採用してみると「失敗した」と感じる方もいます。

今回は、「土間収納」について深掘りし、その魅力と落とし穴、そして失敗しないためのポイントをご紹介します。

土間収納は本当に必要なのか？それとも、やはりいらなかったのか？

この記事を読めば、あなたの家に最適な収納プランが見えてくるはず！

我が家は土間収納を採用してよかった

我が家は階段下のスペースを活用して、土間収納にしました！

階段下のスペース活用方法については下記で紹介しています。

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まず、私自身の経験から、土間収納を採用して良かったと感じている点をお伝えします。

1つずつ紹介しますね。

ゴルフバッグの収納に最適

土間収納の最大の利点の一つは、大型の趣味用品を収納できることです。

我が家の場合、夫のゴルフバッグの収納に非常に重宝しています。

ゴルフバッグは大きくて重いため、通常のクローゼットや押入れでは収納が難しいものです。

タイヤの保管場所として

季節によってタイヤを交換する地域にお住まいの方にとって、タイヤの保管場所の確保は大きな課題です。

土間収納があれば、使用していないタイヤをスッキリと保管することができます。

我が家の場合、冬用タイヤを土間収納に保管しており、スペースを有効活用できています。

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2023.09.24

我が家のビルトインガレージについては上記で詳しく紹介しています。

キャリーケースの収納に便利

旅行好きの方にとって、キャリーケースの収納場所の確保は重要です。

土間収納があれば、大型のキャリーケースでも簡単に収納することができます。

キャリーケースを土間収納に保管することで、普段は邪魔にならず、必要な時にすぐに取り出せる環境を整えることができました。

その他の大型アイテムの収納

土間収納は、上記以外にも様々な大型アイテムの収納に活用できます。

• ベビーカー
• 自転車
• キャンプ用品
• スキー板やスノーボード
• 掃除機や掃除用具
• 季節外の家電製品（扇風機、ストーブなど）

など、家の中では置き場所に困るアイテムを、すっきりと収納することができます。

しかし、全ての家庭で同じように活用できるわけではありません。

次に、土間収納で失敗する理由について見ていきましょう。

土間収納で失敗する8つの理由

土間収納を採用したものの、「失敗した」と感じる方も少なくありません。

その主な理由を以下に挙げてみます。

これらの理由から、土間収納の採用を後悔する方もいます。

１つずつ見ていきましょう。

1. 使用頻度の見誤り

土間収納の最大の落とし穴は、使用頻度を見誤ることです。

「広いスペースがあるから何かを収納できるだろう」と安易に考えてしまい、結果的に使用頻度の低いものばかりを収納してしまうケースがあります。

これでは、貴重なスペースを無駄にしてしまうことになります。

2. サイズや配置の失敗

土間収納のサイズや配置を適切に計画しないと、使い勝手が悪くなってしまいます。

例えば、狭すぎて大型の荷物が入らない、または広すぎて無駄なスペースが生まれてしまうなどの問題が起こり得ます。

また、玄関から遠い場所に設置してしまうと、アクセスしにくくなるという問題も発生します。

3. 湿気対策の不足

土間収納は地面に直接接しているため、湿気対策が不十分だと、収納物にカビが生えたり、臭いが付いたりする可能性があります。

特に、木製品や紙製品、衣類などを収納する場合は要注意です。

4. 断熱性の問題

土間収納は家の外部と直接つながっているため、断熱性が低くなりがちです。

これにより、冬は寒く、夏は暑くなってしまい、収納物の劣化を早めたり、家全体の空調効率を下げたりする可能性があります。

5. 清掃の手間

土間は外部からの土や埃が入りやすいため、定期的な清掃が必要になります。

この清掃の手間を軽視すると、収納スペースが汚れてしまい、使い勝手が悪くなってしまいます。

カインズの立つほうきは、見た目もおしゃれで収納にも困らずお気に入りです。

6. セキュリティの問題

土間収納は外部からアクセスしやすい場所にあることが多いため、セキュリティ面で不安を感じる方もいます。

貴重品や高価な物を収納する場合は、特に注意が必要です。

7. コストの増加

土間収納を設置するには、追加の工事が必要になることがあります。

これにより、予想以上に建築コストが上昇してしまう可能性があります。

8. 将来的な変更の難しさ

土間収納は家の構造に組み込まれているため、後から変更や撤去をするのが難しいという特徴があります。

ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に対応することが困難な場合があります。

土間収納のメリット8選

一方で、土間収納には以下のようなメリットもあります。

このように、土間収納には多くのメリットがあると考えます。

1つずつ紹介しますね。

1. 大型アイテムや趣味用品の収納が可能

ゴルフバッグ、自転車、キャンプ用品など、大型の物や趣味用品を収納できます。

2. 玄関周りのスッキリ化

靴や傘などを効率的に収納できるため、玄関周りをスッキリさせることができます。

3. 季節用品の収納に最適

使用頻度の低い季節用品を効率的に収納できます。

4. 外出時の準備が楽

外出時に必要な物を一箇所にまとめて収納できるため、準備が楽になります。

5. 土足で出し入れ可能

靴を履いたまま物の出し入れができるため、便利です。

6. 家の外観デザインの自由度向上

土間収納を設けることで、家の外観デザインに新たな要素を加えることができます。

7. 部屋の広さを確保

収納を土間に集約することで、各部屋の広さを確保できます。

8. 多目的スペースとしての活用

収納以外にも、ちょっとした作業スペースや趣味のスペースとして活用できる可能性があります。

土間収納で失敗しない！15のポイント

土間収納を採用する際に、失敗を避けるためのポイントをいくつか紹介します。

これらのポイントを押さえることで、土間収納の失敗リスクを大幅に軽減することができます。

土間収納を検討中の人はチェックリストとしても活用してくださいね。

それでは、1つずつ紹介します。

1. 使用目的を明確にする

土間収納を設置する前に、具体的にどのような物を収納するのかを明確にしましょう。

使用頻度や収納物のサイズを考慮し、本当に必要なスペースを見極めることが重要です。

2. 適切なサイズと配置を計画する

収納物に合わせて適切なサイズを設定し、使いやすい配置を考えましょう。

玄関からのアクセスのしやすさや、家全体のバランスを考慮することが大切です。

3. 湿気対策を徹底する

除湿機の設置や、定期的な換気を行うなど、湿気対策を徹底しましょう。

また、床材や壁材に防湿性の高い素材を使用することも効果的です。

4. 断熱性を確保する

外部との温度差を最小限に抑えるため、高性能な断熱材を使用しましょう。

これにより、収納物の劣化を防ぎ、家全体の空調効率も向上させることができます。

5. 清掃しやすい設計にする

定期的な清掃が必要なことを前提に、清掃しやすい設計を心がけましょう。

例えば、床材は汚れが目立ちにくく拭き取りやすい素材を選ぶなどの工夫が有効です。

6. セキュリティ対策を講じる

外部からのアクセスを制限するため、しっかりとした施錠システムを導入しましょう。

また、防犯カメラの設置なども検討に値します。

7. コストパフォーマンスを考慮する

土間収納の設置にかかるコストと、得られるメリットを冷静に比較検討しましょう。

場合によっては、他の収納方法の方が費用対効果が高い可能性もあります。

8. 将来的な変更可能性を考慮する

ライフスタイルの変化に対応できるよう、ある程度の融通性を持たせた設計を心がけましょう。

例えば、可動式の棚を採用するなど、内部のレイアウトを変更しやすい構造にすることが有効です。

9. 結露対策を行う

結露を防ぐため、適切な換気システムを導入しましょう。

また、収納物と壁面の間に空間を設けるなど、空気の流れを考慮した設計も重要です。

10. 害虫対策を忘れずに

害虫の侵入を防ぐため、目の細かい網戸の設置や、定期的な防虫処理を行いましょう。

また、収納物自体にも防虫加工を施すことをおすすめします。

11. 収納物に適した環境を整える

収納する物の特性に合わせて、適切な環境を整えましょう。

例えば、革製品を収納する場合は除湿だけでなく、適度な湿度を保つ工夫も必要です。

12. 照明計画を慎重に行う

土間収納内部の照明計画も重要です。

暗すぎると使いづらく、明るすぎると電気代がかさみます。

LED照明や人感センサー付きの照明を採用するなど、効率的な照明計画を立てましょう。

13. 収納アイテムを工夫する

単に空間を確保するだけでなく、効率的な収納アイテムを導入することで、スペースを最大限に活用できます。

例えば、天井まで届く高さのラックや、引き出し式の収納ボックスなどを活用しましょう。

14. プロの意見を取り入れる

設計の際は、建築士や収納のプロフェッショナルの意見を積極的に取り入れましょう。

彼らの経験と知識は、失敗を回避する上で非常に有益です。

15. 他の収納スペースとのバランスを考える

土間収納だけでなく、家全体の収納計画の中で適切な位置づけを行いましょう。

他の収納スペースとの役割分担を明確にすることで、より効率的な収納計画が可能になります。

まとめ

ここで、土間収納のメリットとデメリットを一つの表にまとめてみましょう。

この表を見ると、土間収納には明確なメリットとデメリットがあることがわかります。

自分のライフスタイルや優先事項に合わせて、これらを慎重に検討することが重要です。

メリット	デメリット
大型アイテムの収納が可能	湿気対策が必要
玄関周りのスッキリ化	温度管理が難しい
家全体の収納スペース増加	清掃の手間
季節用品の収納に最適	セキュリティリスク
趣味用品の収納に便利	コストアップ
外出時の準備が楽	変更の難しさ
土足で出し入れ可能	スペースの固定化
家の外観デザインの自由度向上	結露のリスク
部屋の広さを確保	害虫の侵入リスク
多目的スペースとしての活用	収納物の選択制限

失敗を避けるためには、使用目的の明確化、適切なサイズと配置の計画、湿気対策の徹底、断熱性の確保、清掃しやすい設計、セキュリティ対策の実施など、多くのポイントに注意を払う必要があります。

マイホームの計画やリフォームを考える際は、土間収納のメリットとデメリットを十分に理解し、自分の生活に本当に必要かどうかを慎重に検討することが重要です。